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事業説明会

2019年03月29日

失敗事例から学ぶコインランドリーの開業

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コインランドリー開業は、手間や専門知識がなくても成功できるビジネスとして近年人気を集め、新たに開業する店舗が急増しています。

常に店舗にいなくても営業できるとあって、副業として開業したり、投資の一環として着手したりする人も増えています。
しかし、一見簡単に思えるコインランドリー経営ですが、実は他のビジネスとは違ったリスクも多く潜んでおり、失敗する人も後を絶ちません。

今回は、コインランドリー開業の失敗事例を元に、コインランドリー経営に潜むリスクと、どうすればそれを回避することができるのか考えてみましょう。

失敗事例:副業としてフランチャイズのコインランドリーを始めて赤字に


Aさんは、サラリーマンと大家業のかたわら、副業としてコインランドリーの開業を決めました。コインランドリー経営は初めてのため、名前がある程度知られたB社とフランチャイズ契約を結ぶことにしました。初期費用は約2,000万円。コインランドリー開業にかかる費用としては相場とのことだったので、そのままの条件で契約しました。

開業の場所は、B社に提案された土地を選びました。地方の国道沿いの交通量が非常に多い道沿いです。駐車場はあいにくすぐ隣に確保できず、道向かい。近くに競合店があるのが気がかりでしたが、新しいコインランドリーがオープンすれば、お客はこちらに流れるだろうとの見通しでした。

しかし実際経営をはじめてみると赤字続き。思ったように売り上げが伸びず、開業前に25%程度と聞いていたランニングコストは、実際には40%もかかっていました。自宅から店舗の場所が遠かったため、パートを雇った人件費などもかかっています。B社にサポートを依頼しましたが、何の対策も講じてくれません。

赤字経営に悩んでいますが、フランチャイズ契約を途中で解除することができず、毎月本業の収入から損失を補填しながら経営を続けています。

事例から見るコインランドリー経営失敗の原因



上記の事例からは、失敗の原因を5つ挙げることができます。

1. 立地が顧客のニーズに適していない


コインランドリー経営で最も重要なのは、店舗の立地条件です。単に周辺の交通量が多ければいいという訳ではなく、お客にとって立ち寄りやすい場所であることが何より大切なのです。Aさんの店舗の場合、交通量が多すぎて店舗に立ち寄りにくかったこと、駐車場がすぐ隣に確保できなかったことなどがネックとなり、思うように集客につながりませんでした。

2. イニシャルコスト(初期費用)をかけすぎている


コインランドリーの開業には約2,000万円かかるというのが一般的ですが、これを抑える方法もあります。たとえば、質の良い機械を中古で購入すれば、初期費用を数百万円単位でダウンさせることもできるのです。お客にとっては、きちんと清潔に洗濯ができれば、機械の新しい・古いはそこまで重要ではないため、抑えられるコストは可能な限り抑えて開業するようにしましょう。

3. フランチャイズ選びで失敗


コインランドリー開業はフランチャイズなら安心とはいえ、会社によってサポートの姿勢は大きく異なります。地方に根差した経営ではない場合は、土地勘が無く、ターゲットの分析もあいまいなことも多いものです。また、問題があったときにすぐサポートしてもらえない、経営のアドバイスや対策をしてもらえない場合などもあります。フランチャイズを選ぶ際には、よく聞く名前だからと安易に決めず、自分の開業する地域に合っているかどうかを厳密に検討する必要があります。

4. 競合店からお客を奪うのは難しい


新規開店のコインランドリーが、昔からある競合店からお客を奪うことは、実際簡単ではありません。お客にとって、洗濯をするためだけの場所であるコインランドリーは何よりも立地や利用のしやすさが重要で、店舗や設備の新しさはさほど問題では無い場合が多いからです。そのため、コインランドリーを開業する前には、近隣に競合店が無いかどうかをくまなくチェックしておくことが大切です。

5. 思ったよりもランニングコストがかかる


コインランドリーの経営には、思ったよりもランニングコストがかかるものです。特にフランチャイズの営業マンの見積もりだけをあてにすると、実際より低いことが多いため、オープン後に「失敗した」と感じることになるでしょう。照明やエアコンなどの電気代がいくらぐらいかかるのか、実際に同規模のコインランドリーを経営している人の状況を調べるなど、より具体的な数字を掴んでおくようにしましょう。

リスクに対処し、安定したコインランドリー経営を


このように、安定確実と思われるコインランドリー開業・経営にもさまざまな落とし穴があります。しかしこれらのリスクや問題は、事前の綿密な調査や検討、比較により、ある程度回避できるものばかりです。コインランドリー経営も、他の事業同様、事前の準備が非常に大切です。考えられる問題点には早目に対処し、安定したコインランドリー経営を目指しましょう。