どっちがお得?コインランドリーvs不動産投資

コインランドリー経営と不動産経営どっちがお得??

人生100年時代と叫ばれるようになり、定年後にも安定した収入が必要となってきます。その収入源として注目されているのが、不動産投資とコインランドリー経営です。

今回は両者を比較してどちらがお得なのか、詳しく解説いたします。

利回りはコインランドリーのほうが高い


投資をする際にチェックすべき項目として「利回り」が挙げられます。利回りとは、投資金額に対して収益の割合がどれくらいになるかを示す指標です。

コインランドリー経営と不動産投資を比較した場合、前者は約15〜20%、後者は約5%といわれています。

このように利回りを比較するとコインランドリー経営のほうが投資資金に対しての収益は高いことがわかります。

コインランドリーは定期的な経費発生


投資をするうえで必ず発生するのが諸経費です。コインランドリーと不動産投資の経費を比較すると、両者の経費は発生するパターンで違いがあります。

コインランドリーの場合、毎月のガス代、洗剤代、スタッフが常駐しているのであれば、その人件費といったように定期的に発生する経費がメインです。

一方、不動産投資の場合は、クリーニング費用や修繕費といった、入居者が退去した際に発生する費用やなにか故障した際に発生する費用のように、突発的に発生する経費が多くなります。

両者の経費を比較すると、コインランドリー経営のほうが収支の見込みがたてやすいといえます。

コインランドリー経営は収入のロスを心配しなくてすむ


コインランドリー経営と不動産投資を収入源別に比較すると、

【コインランドリー】

  • 利用料



    • 【不動産投資】

      • 家賃収入

      • 売却時の収入



      となります。

      不動産投資の場合、収入源が2つありますが、家賃収入には家賃の未回収というリスクが潜んでいます。

      家賃収入が得られないようなケースでは、管理会社とサブリース契約を結べば、毎月安定した収入は得られますが、家賃全額を手にできるわけではありません。

      コインランドリーは防犯面に注意


      コインランドリーは賃貸経営のように家賃収入のロスというリスクはありません。ですが、無人のコインランドリーの場合は、両替機の持ち出しや下着泥棒といった防犯面に気を配る必要があります。

      両替機を持ち出されることは、当然経営面に打撃を与えますが、下着泥棒も、ほかの利用客に知られてしまうと、防犯対策ができていないこと理由に利用を避けられてしまいます。

      コインランドリーを経営するのであれば、防犯カメラの設置やその映像を店内で映すといった対策を施しましょう。

      コインランドリー経営のほうが土地費用を抑えられる傾向にある


      コインランドリー経営と不動産投資では、適した立地条件が異なります。
      コインランドリー経営では車で来店できるような道路沿いの郊外の土地が理想的なのに対して、不動産投資では、駅から近いような立地が望まれます。

      郊外の土地と駅近くの土地では、土地費用に大きく開きがあり、郊外の土地のほうが比較的安価にコストを抑えられます。

      コインランドリーは複合施設として他店舗との差別化が図れる


      コインランドリーの数は増加傾向にあり、他店舗との差別化をはかる必要があります。賃貸経営という点で不動産投資を捉えた場合、他物件との差別化は賃料を低くするくらいしかありませんが、コインランドリー経営の場合は、アイディアひとつで他店舗と差別化をはかりやすいといえます。

      たとえば、店舗内の照明を明るくして清潔感を出すだけで、女性客が安心して利用できますし、ちょっとした余ったスペースに雑誌のように時間が潰せるものを置いておけば、利用客のストレス解消にもつながります。

      コインランドリーは人口が減少しても安定して利益を生める


      現在日本は少子高齢化と人口減少に向かっており、内閣府の発表では、2048年に人口が1億人を下回ると予想されています。[注1]
      人口が減少してしまえば、賃貸を利用する人の数、コインランドリーを利用する人の数は減ってきてしまいます。ですが、コインランドリーの場合は、店舗に工夫を施して利用率を引き上げることができます。

      現在の損得に加えて、将来の展望を見据えてコインランドリーは経営しましょう。


      [注1]内閣府 将来推計人口でみる50年後の日本
      https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/zenbun/s1_1_1_02.html

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