コインランドリー経営で儲かるコツとは?

近年、投資や副業、土地活用などのひとつとしてコインランドリー経営をする方が増えています。その利回りは15%以上、増加数は年間約400店舗以上にのぼるとも言われていますが、当然ながらコインランドリー経営を始めたからといって誰もが儲かるというわけではなく、利益を生むにはいくつかのコツが必要です。

そこで今回は、コインランドリーで儲かるコツをご紹介したいと思います。



立地選びは最も重要


コインランドリー経営で儲かるコツとは?

コインランドリー経営において最も重要なのは立地選びと言っても過言ではありません。

コインラインドリー経営では人件費をかけることがほとんどなく、基本的には自動販売機のように受動的なものですので、利用者に「あの場所にコインランドリーがあったな」と思わせることが大切なのです。



駐車場が利用しやすい



シャツを1枚だけ洗濯するためにコインランドリーを利用する人はいないでしょう。私たちがコインランドリーを利用する時と言えば、天気の悪い日が続いた時や、仕事で連日忙しい時、旅行から帰って来たあとなど、洗濯物が溜まっている状態の時がほとんどです。

最近では布団を洗うためにコインランドリーを利用する方も多いでしょう。



そのため、コインランドリーを出店するのであれば、駐車場は必ず確保したいところです。また、コインランドリーのメインターゲット層は主婦のため、自動車の運転があまり得意でない女性でも安心して駐車できるような余裕のある駐車スペースであること、見通しの良い道路沿いなどが理想的です。



目につきやすい



前述のとおりコインランドリー経営は基本的に受動的なものであり、こちらからニーズを生み出すことはなかなか容易なものではありません。そのため、利用者がコインランドリーを必要とした際に、場所を思い出してもらえるかどうかが重要になってきます。



オープンの際に近隣住民に場所を知らせる意味でチラシなどを配ることは有効ですが、度々宣伝する意味はほとんどなく、オープン以降特に宣伝効果があるのはズバリ「目立つ看板」です。しかし、いくら目立つ看板があっても見通しの悪い立地だと意味がありませんので、比較的車両の通行スピードがゆっくりの生活道路沿いや人通りの多い商店街沿いなど、看板が目立つ人目につきやすい場所を選びたいところです。



商業施設や住宅などがある生活圏



通常、コインランドリーで洗濯から乾燥までを行おうとすると1〜2時間程度の時間を要することがほとんどです。最近ではスマートフォンなどを見ながら待ち時間を過ごす方も増えていますが、特に女性の場合、人のあまりいない場所で長時間過ごすことに不安を覚える方も少なくありません。

さらに、コインランドリーのメインターゲット層は主婦ですので、待ち時間に買い物などの用事を済ますことができると利用者にとっては非常に利便性が高くなり、集客アップも見込めます。そのため、スーパーや書店、衣料品店などの商業施設が近くにある場所はコインランドリーの出店には好立地といえるでしょう。



また、近隣に商業施設がない場所であっても、一人暮らしの方向けのアパートやマンションが多い地域や、ビジネスホテルなどの宿泊施設、団地や大型マンションなどが立ち並ぶ場所も大きな集客を狙いやすいでしょう。

このような立地では、「手軽にふとんを丸洗いできる」「一度に大量の洗濯が可能」といったコインランドリーの便利さをアピールしたポスティングチラシなど配布するとさらに効果的です。




リピーターを生む店づくり



立地の良さは儲かるコインランドリー経営の要ですが、いくら立地が良くても、利用者に「もう二度と利用したくない」と思われてしまっては元も子もありません。

コインランドリーが増加する近年では、近隣にライバル店舗があることも珍しいことではありませんので、ライバル店舗との差別化を図り、リピーターを生む店づくりをすることも非常に大切です。



清潔感



コインランドリーの利用者は、汚れた洗濯物を綺麗にするために来店するわけですから、当然ながら店内の清潔感は非常に重要です。また、他人の使用した洗濯機で洗濯をすることに抵抗を感じるという理由からコインランドリーを敬遠する方も少なくないため、衛生面での安全性をアピールしていくことはリピーターを生むだけでなく集客アップにもつながります。

毎日の洗濯槽・乾燥機の清掃、定期点検や害虫対策など、コインランドリーを営業する上では各自治体にて厳しい衛生基準が設けられているため、これらの基準を満たすという意味でも清潔感を常に意識した店づくりが重要です。



防犯性



主婦がメインターゲットでありながらも、不特定多数の方が利用するコインランドリーでは、防犯性を高めることについても考えなければなりません。

残念ながら、洗濯槽や洗濯物にいたずらをするといった利用者も存在するため、防犯カメラの設置はもちろん、FIX窓と呼ばれる可視性の高いはめ殺しの窓を設置するなどの対策も必要です。
一度事件などが起こってしまうと、その後利用者を再び集めるには相当の労力が必要となります。

そのため、そうしたトラブルを未然に防ぐことが大切なのです。




まとめ



コインランドリー経営には、とにかく立地について入念に調査することが重要です。また、立地が良くてもライバル店舗が近隣にある可能性も高いため、そのような場合は差別化を図れる店づくりができるかどうかも加味する必要があるでしょう。
今回ご紹介したコツを念頭に置きながら、まずは立地探しから始めてくださいね。


記事一覧へ

▲ページトップに戻る